今回制作した作品について
Residence Artist 01
2023.10.9 – 11.11
北村 成美
Shigemi Kitamura
ダンサー・振付家。通称、しげやん。6歳よりバレエを始め、1992年英国ラバンセンターにて振付を学ぶ。「生きる喜びと痛みを謳歌するたくましいダンス」をモットーに国内外でソロダンス作品を上演するほか、日本各地で市民参加による大型コミュニティダンス作品を発表。小・中・高校・特別支援学校・福祉施設はもちろん、ショッピングセンター・ご家庭の居間・電車・居酒屋など様々な場所を舞台に、劇団やダンスカンパニーへの振付・音楽家や美術家との共同製作・CM振付や映像作品など数多く取り組んでいる。2004年より障がいのある人とない人が共に舞台をつくる「湖南ダンスカンパニー」ディレクターを歴任。平成15年度大阪舞台芸術新人賞、平成22年度滋賀県文化奨励賞を受賞。一般財団法人地域創造ダンス活性化支援事業登録アーティスト。
パラメッセージフェス
オープニングアクト「ありがとうオペラ」
【ハレノワ小劇場】 2023.11.11
各店舗やアトリエなどを回って、その場そこにいる人から動きを頂いて「それぞれの体操」をつくり、それらを繋げて「みんなの体操」をつくり、社歌のダンスをつくり、最終的に音楽と美術と身体表現が融合するオペラに作り上げれたことは、私にとって大きな挑戦であり、私自身がありがとうファームのみなさんと共生した証となりました。 それを軸に、宇野港から通う生活とその中で培ったソロダンス公演、町の人々と一緒に朝のヨガ、表町商店街での「スナックしげ」、おもちゃ市での「しげドール」など、沢山アイデアが湧き起こり、次々に実現して頂きました。ダンサー・振付家として大きな仕事となり、私にとって誇れる成果、経歴、自信となりました。
しげやん体操&しげやんダンス部
【ありがとうファーム】 2023.10.10 – 11.11
期間中毎朝各店舗、アトリエを巡り、その場の動きから紡ぎ出した体操を製作。これを基盤にありがとうファームを融合した「みんなのオペラ」が完成し、パラフェスのオープニングアクトで発表した。
ソロダンス公演「UNOおどる」
【UNO HOTEL】2023.10.21
しげヨガ
【UNO HOTEL 芝生】 2023.10.22/11.12
スナックしげ
【コチャエ・表町商店街】 2023.10.25
社員のみなさんと同じ時間に出社して作品をつくれる環境があること。瀬戸内の自然と人と暮らしを体験できること。
街に開かれた場所。人々が行き交い創造する、まさにハブ、秘密基地の役割を担っている稀有な場所です。
表町商店街を歩けばいつもメンバーのみなさんと出会い挨拶を交わせること。それを通して街の人々と繋がれたこと。
旅という非現実と生活する人々の現実が共にあること、取り巻く自然の豊かさに感動しました。
海と世界に繋がる港の街。
その街に深く入り込み、その魅力を発見すること。そこに作品を残していくこと。またそれらをリアルタイムでもアーカイブでも発信し続けることだと思います。
締めるべきところは締め、後は全力でパフォーマンスを楽しむ。そんなしげやんの姿勢にあらためて感銘を受けました。私もパフォーマーとして人前に立つ時はしっかりと心がけていきたいと思います。
しげやんさんの体操はとても楽しんで参加できました。 パラフェスもしげやんさんが居てとても盛り上がった印象です。
オープニングアクトの練習から本番まで終始笑顔にあふれていました。練習中、上手くできずに悔し涙を流すメンバーもいましたが、それでも最後まで全力で取り組み、笑顔で本番をやり抜いていました。締めるところは締め、後は全力で楽しむ。しげやんさんの良さが前面にでた最高の一ヶ月でした。
しげやん体操、ダンス、久しぶりに体を動かし、大変、大変、楽しかったです！！ 体を動かすって楽しい！ダンスって自由で良いんだ、こんな風にダンスって生まれるんだ…と新しい発見＆今後の生活に活かそうと思いました。
もっと体を動かしたくなった。もう少しダンスっぽい動きをしたくなった。
あんな変な体操は初めて。
象的でした。誰よりも一生懸命にその言葉を実践するしげやんを見て、そこにたどり着くまでの努力の甚大さも感じました。〝自信がすごいからアーティストとして生きていけるのだろう〞と思いましたが、オープニングアクト前しげやんが「私も緊張する」と寄り添ってくれ、等身大の美しさってこういうことかなと考えました。
ほんの少しだけど、体操をしたり、オープニングアクトなどでも恥ずかしさをなくせたかなと思いました。一人だと難しくても、周りにみんながいたのもあると思います。
Other Artist
実行委員会 株式会社ありがとうファーム 宇野港土地株式会社
助成 公益財団法人 橋本財団